エムアールホーム漆喰の家『湿気対策』に最適!
『漆喰の家』は身体にも良く、住まいにとっても良いと言われています。そんな漆喰のメリット・デメリットをお伝えいたします。
こんにちは!エムアールホームの橋根です。
6月もスタートしましたぁ!
6月1日、6月入って最初の大イベントN様邸の上棟が先日無事行われました。
実は今回、工事用の仮設電気の設置なし!!で工事をスタートさせました。
そんな実は~の詳しい内容は『N様邸の上棟式』として上げさせていただきたいと思います。
今回は先日ご相談に来られたお客様から頂いたご質問を記事にしたいと思います。
エムアールホームは他社の工務店さん、ハウスメーカーさんとの大きな違いは
外壁も、室内壁も仕上げが塗り壁というところです。
昨今、左官さんも減り塗り壁仕上げも少なくなって来ました。
研修と経験、練習を重ねほぼ材料代のみいただき、それでも塗り壁、漆喰を私たちがおすすめしております。
今回は室内の仕上げを漆喰にする訳。
なぜ、そこまでお勧めするのかをお客様からいただいたご質問と一緒にお答していきたいと思います。
漆喰のメリット
漆喰にはいくつかメリットがございます。今回は一つ一つご説明させていただきます。
調湿効果
漆喰は、室内の湿度を一定に保つ効果があります。特に、梅雨のジメジメとした湿度や、乾燥する冬の湿度の変化に悩む日本で、その効果は高いです。
壁がジッっとする事もないですし、部屋全体を調湿してくれるので床のベタつきなどもないですし、部屋干ししていても洗濯物の水分も吸ってくれるので乾きが良いと言われています。
そうですよね!ビニールクロスは湿気の行き場がないので干していても除湿器がないとお部屋はなんだかジトジト・・・
そのジトジトを漆喰は吸ってくれるので、カビも生えにくく洗濯物も乾く!
扇風機やサーキュレーターを回すとさらに風もと通し効率よく乾かすことができます!
橋根>確かに、事務所も漆喰ですがジトジトと感じたことがないんです!なんなら、作業用のタオル干してても翌日にはカラカラに乾いてるし!
漆喰は燃えにくい!
消石灰を主原料としており、不燃性です。消石灰(水酸化カルシウム)とは、石灰石を焼いて水を加えたものです。火災が発生した場合、燃え広がりにくく、有毒なガスも出しにくいと言われているため
ご家族の安全を確保する時間を確保できます。建物の安全も守ります。
橋根>橋根家クロスなので、私がぶっ倒れてたらどなたか助けてくれますか?
耐久性もある漆喰
漆喰は、空気中の二酸化炭素を吸収してくれる性質があり、100年以上持つと言われています。ちなみにコンクリートは強度や環境にもにもよりますが50年程度と言われています。
経年劣化が少ないです。特に、漆喰壁は、長期間使える素材で、お城の壁材としても使われています。
橋根>100年時代と言われている今の時代に漆喰は適していますね!
クンクン!消臭効果
漆喰は、アルカリ性で、悪臭の原因物質を中和する効果があります。確かにお客様のお住まいにお邪魔すると空気がこもってる感じがしません。
壁面に小さな穴が密集する多孔質(材料内部に無数の小さな穴(気孔)がある状態)で湿気などの水蒸気を吸う吸湿性能があります。 湿気だけでなく嫌なにおいの成分も一緒に壁が吸い取ってくれます。
また、ホコリやゴミが付着しにくいため、室内の空気を清潔に保つことができます。
橋根>電気代のかからない空気清浄機やぁ~((´∀`))ケラケラ
まさかのシックハウス症候群対策
漆喰は、自然素材で化学物質が含まれていないため、シックハウス症候群の対策に効果的です。
ホルムアルデヒドなど健康にとって良くないものが発生し、それが原因でめまいや頭痛、ひどいと吐き気などの症状を起こします。
吸い込んでしまった毒は排出できず、体内に蓄積されてしまうともいわれています。
5年くらいで発散量は落ち着くと言われていますが、できる限りそのような症状は起こりたくないですよね。
エムアールホームでは「スペイン漆喰」を採用しています。スペイン産の石灰を主成分とした天然無機質の素材です。
漆喰は壁が呼吸しているイメージなので、多孔質で無数の小さな穴があることでクリーンな空気で過ごしていただけます。
漆喰のデメリット
漆喰の良い事ばかり書いてきましたが、やはり漆喰にもデメリットはあります。
お客様にいただきました、ご質問と一緒にお伝え、お答えしたいと思います。
ひび割れが発生する可能性
建物の揺れなどによって、ひび割れが発生する可能性があります。ひび割れのリスクを最小限に抑えるためには、下地処理から仕上げ塗りまで、正しい施工手順を踏む必要があります。
私たちもそのリスクを最小限に抑えるために、下地作業は念入りにしています。下地も下地パテ、仕上げパテ。ジョイント箇所にはメッシュテープなど今できる最善を尽くしています。
汚れが目立ちやすい?
私たちが使用している漆喰は海外製で、基本的に室内は混ぜ物(色粉など)がないように白を採用しています。
なので余計に目立ちやすいと感じるかもしれませんが、それはクロスを白にされても同じかと思います。
お手入れが難しい?
確かに、クロスは拭けば汚れやシミがとれます。ですが、漆喰は染み込み後に残ります。
なので、キッチンはキッチンパネルやクロス、トイレ(消臭効果もあるので壁下半分)もクロスやフロアタイル採用される方もおられます。
お手入れ自体は難しそうと感じるかもしれませんが、汚れた部分のみ塗りなおすことができますのでご家族で補修も可能です。
橋根>橋根が塗らせていただいてるんです!皆さんにできない事は絶対にないです!
お客様から頂いたご質問
ポロポロ落ちない?
確かにクロスと違い粒が落ちる事はあるかと思います。
それは私たちも事務所で経験していますので、材料を替え改善していってます。ただ正直申しますと『落ちません』とは言い切れないのは事実です。
服をかけていたら、白くつかない?
つきません。とは言いえないのが事実です。
中には『思ってたより、付かないですね!』とおっしゃってくださるご家族様もおられますが、ダウンジャケットなどは厚みがあるものはこすれて白くなる事もございます。
なので、私たちはウォークインのハンガーパイプの位置は壁より少し離したりなど工夫はしております。
ウォークインはクロス可能?漆喰を進める訳
上記の服が白くなる点で、クロスにされる事も可能です。
漆喰をお勧めしておりますが、汚れやすい場所やお手入れの事を考え部分的にクロスにされる方もおられます。
ウォークインもその一つですが、ほとんどの方が漆喰にされています。
私たちも漆喰をお勧めしていますが、理由としてはやはり『調湿効果』があるからです。
乾いた洗濯物は『乾いてる』とは言え、服には水分が含まれているのはご存じでしたでしょうか?
例えば、綿は8.5%、麻及び絹は12.0%、毛は15.0%などです。
これらがたくさん収納されている、ウォークインです。またウォークインだと窓もなかったりするので、湿気もたまりやすくこれから来る梅雨場など衣類や布団などジトッ・・・とした感じになります。
通気性をよくするためにウォークインの扉を開けて風通しを・・・
では、ウォークイン内の根本的な湿気対策にはなってないので、やはり壁の仕上げは漆喰で調湿効果を発揮してもらい、湿気とは無縁のウォークインにされる事をお勧めしております。
まとめ
漆喰にもクロスにもメリット、デメリットがあります。
デメリットを施工する側がしっかり理解することで、お客様にご提案や対策方法などお伝えできるんではないかと考えています。
住宅には湿気は『敵』です。
湿気対策は住まいを長持ちさせるには重要だと考えた結果、漆喰仕上げにたどり着きました。